ロゴに込めた思い

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  大切な余白

  taruShiruのロゴは、月の満ち欠けがモチーフです。
  満月（十五夜）の状態から徐々に欠けていき、姿半分となった月（二十三夜）は ‘下弦の月‘ とも呼ばれます。夜が更けた頃に東の空から上り、夜明けの頃に真上へ昇るので、真夜中にその姿を見ることができます。
  
  欠けた部分＝余白は、住まいにも日々の暮らしにも、豊かさを生んでくれます。
  
  敷地の余白は、日照や採光など自然の恵みを受けるため、穏やかな暮らしの距離を保つための、大切な余白。
  家の中の余白は、明日の暮らしの変化を許してくれる、人生100年といわれる時代の、未来を楽しくする余白。
  
  だからこそ、満タンに詰め込んだ状態から本当に必要なものを残して、積極的に引き算していく。
  アレもコレも詰め込むことに悩むより、「私にはこれが合う」と感じられると、
  心の中にも余白が出来て、気持ちがスッと楽になるはず。

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  十分と ‘足る‘ ために、正しく ‘知る‘

  taruShiruのSを大文字で強調しているのは、「これで十分、これがいい。」と ‘足る‘ ためには、
  まず始めに、正しく ‘知る‘ ことが大事…という思いからです。
  
  不確かな情報や見解のあふれる時代。
  必要なもの／そうでないもの、正しいこと／そうでないこと…の見極めが肝心です。
  
  建て主さんの立場になってみると、‘我が家‘について１から考えるのはとても厄介なことだと思います。
  どこかで習ったこともないし、多くの方はそれが初めての経験になるから、考えることは難しい。
  
  だから、誰かの答えを参考に、それを繋ぎ合わせて、絵のないパズルを並べ始めてしまったり。
  絵をしっかり描くことから始めれば、一緒に描ける相手を選べば、迷うことはありません。
  taruShiruがそのお手伝いをしながら、心豊かな暮らしを一緒に、形作っていきたいと思っています。
  

• 【もう１つのメッセージ】

  日本では中世の頃から、二十三夜に合わせて人々が集まる、‘月待（つきまち）‘ 行事が盛んに行われていました。
  特に江戸時代には、交流や情報交換の場として、地域社会の営みに大切な役割があったとされています。
  店舗の設計も好きなので、「地域の人が隔てなく集まる、居心地のよい場をつくりたい」という思いも込めています。