外出の予定がない限り、自宅事務所で仕事をしていますが、
1日を同じ場所で過ごしていると、室内の温度変化に自然と敏感になりますね。
2階のダイニングに上半分が引違い、下半分がFIXの段窓があります。
大きさは幅1.6m×高1.8mで、中庭を眺められる南西面の窓です。
窓のフレームは「アルミ樹脂複合サッシ」、ガラスは「遮熱Low-Eペアガラス」。
新築した15年前は高性能の商品だったのですが、冬は窓から冷気を感じます。
時間はお昼の12時。サーモカメラで撮影してみると…
窓のどの部分から(暖房で暖められた)室内の熱が逃げているのか、良く分かります。
窓といっても、窓枠フレームの温度は低く、ガラス面と違いが出ます。
ちなみに、この時の室温は20℃(エアコン暖房運転中)。
↑ 太陽熱を利用する床暖房「そよ風」の操作パネルで、外気温も居ながらに分かります。
窓枠の下端は11℃。この時の外気温は6~7℃だったので、外気に近いところまで冷えています。
窓際の壁も、こんな感じで少し温度が下がっています。
アルミ樹脂サッシは、フレームの室内側は樹脂ですが、屋外側は金属で冷気が伝わりやすい。
今選択するならば、やはり樹脂サッシ(予算が許せば木製サッシ)ですね。
リフォームであれば樹脂製内窓はお手頃です。
当時は最上位だった断熱等級4の家ですが、今年4月からは最低基準となります。
冬は外気温8℃以下になると、床&壁から寒さ(冷輻射)を感じるので、やはり物足りない。
それを補うために暖房エネルギーも増えます。夏の冷房エネルギーも然り。
断熱性の不足=冷暖房エネルギーを外へ捨てている…ので勿体ないですね。
健康にも、お財布にも、環境にもメリットがあるのが、高断熱住宅です。
新築であれば、断熱等級6か等級7の家を作りましょう。
リフォームも「先進的窓リノベ」等の補助金が継続されています。断熱改修の良い機会です。